プリキュア

※ここでは全体意味を統括していきます。

伝説の戦士と呼称され、女の子が変身、戦う、人物の総称

主なプロット

『女の子でもわるいやつをこらしめたい』がメインプロット。幼児男子向けの『仮面ライダーシリーズ』や『スーパー戦隊シリーズ』おける、幼児女子向け草分け存在である。

それまでの幼児女子向けのアニメには『魔法』『ファッション』などが中心。1990年代における漫画『セーラームーン』は、アニメ化され、東映アニメーションが担当した。基本部分はセーラームーンを参考にしている。

『プリキュア』はあくまでも東映アニメーションオリジナルであり、プロットが確立しているので、原作に依存しないストーリーのため、破綻がないのが特徴である。

もう一つは玩具。『バンダイ』が担当し、変身アイテムやドレッサーを販売している。こちらもプロットが確立しているのか、商品展開が自由に構築できる。

プリキュアの特徴と戦い

主に14歳の女の子が中心。学園生活を中心にAパート、戦闘描写がBパート。この辺りはどの作品でも共通している。

学園生活では幼児・小学生が憧れる、中学生に抱く願望を表現している。世相や社会思想などの現実描写は幼児の精神的なショックを配慮して、描かれることはない。楽しい学校生活と家族風景を描くことを中心とする。そこに『わるいやつが現われ、平和を乱すことは黙って入られない。だったら、私がこらしめてやる』流れから、変身、戦うのである。

『わるいやつをこらしめめたい』というプロットでは、暴力描写は極力押さえ、時としては和解を持ちかけたりと、戦うことを回避する描写も目立つ。

また、敵が人間態での登場の場合には『怪物』となり、『人間ではない』ということを描写しないといけない。拳（こぶし）で戦うことはどのシリーズでも一貫しているが、『直接殴打』は禁止。拳を当てるシーンも極力省かれ、衝撃波で押し出されるシーンが中心である。